欲望の象徴

そこはかとない欲望を感じる

今までに私のお腹の中に封じ込めていた欲望が動きだす

 

欲望の象徴は胸の痛み

心の痛み

かき回した心を自分で抱える

 

声が聴きたい

時に声を聴くのを遠慮する

衝動的に動いた自分を恥じる

会いたい

のに容易には会えない

あなたを知りたい

のにあなたの一部を知りたくない

 

私の中の何かが孵化してしまう

美しいとは程遠い醜い感情

 

私以外に注がれるあなたに

私は言葉にできない感情を感じる

 

その言葉にできない感情は

あなたを前にすると全て消えてなくなる

黒い感情が

あなたの言葉一つで

全てがバラ色に変わる

 

それでも繰り返す醜い感情

自分を晒す事が失策に感じる

自分がどうしても影に感じてしまう

それを感じるたびに自分の弱さが私を襲う

 

弱さになだれ込むのは楽

その時は

その時だけは醜い感情を忘れられる

逃げれば

目を背ければ

一時だけは楽になる

束の間のひと時

 

なのにまた襲ってくる

ひたすらその繰り返しに嫌になる

欲望の卵を孵らせたくない…

 

感性と想像力には富んでいるが

未熟で独り

独りでいることを選んだ

曖昧でいびつ

曖昧でいることを選んだ

 

唯一味方のはずの想像力が私の中に不安を生む

選んだ道が時に険しく生まれた不安にのみこまれそうになる

 

私は自分の弱さに溺れるのか

自分の弱さや醜さに打ち勝つのか

そんな迷宮の中を歩む

 

ただ愛しているだけなのに…

 

涙目で物事を明確に捉えるのは難しい

全てが霞み

歪んで見える