Aubade〜朝の詩〜

もう心がないのに形にしがみつく人を見て私は昔から不思議でしようがなかった。

一体何にしがみついているのだろうか?

中身の何も入っていない「箱」を大切にしている

 

欲しい「もの」はない

「もの」なら自分で買う

欲しい「もの」はない

「もの」では私の心は満たされない

欲しい「もの」はない

私はあなたの心を貰っている

それは私の一番欲しいもの

身体は、あなたを必要とする人へ

欲しい「もの」はない

欲しい「時間」があるだけ

 

あなたが私に

「何かあなたへ贈り物をしたい」と尋ねて下さったら私は

「Aubade〜朝の詩〜が欲しい」と応えるだろう

朝、私の寝顔を側で見つめながらあなた詩を私に贈る

私にはあなたとの朝の時間それ以上欲しいものはない

 

あなたとの「時間」が欲しい

朝も昼も夜も忘れ

食べることも、飲むことにも、寝ることも忘れて

あなたと私以外の全てをどこかに置いて

ただただあなたと過ごす

いつもの永遠のような刹那な時間も大切だが

あなたを堪能して過ごす「時間」が欲しい

 

それが私の欲しいもの

 

身体が側にいない日は

目覚めにあなたの朝の詩を

身体が側にいない日は

心だけは側に・・・

 

それが私の望み