影の女

何も語りたくない

何も聞きたくない

言葉にできない虚無感

 

そんな日がある

こんなにも満たされているのに

こんなにも愛されている実感があるのに

私は「影」そう思えて仕方ない

そんな夜がある

あなたのせいなどではない

私が未熟ゆえ

 

決まってそんな日の私は概念に縛られている

見るもの、聞くものも、香るものも

全て私が価値を決めている

 

私は「影」私がそう決めている

 

本当は独りで生きたくない...

本当はあなたと生きたい...

 

 

あなたの大切な人は私も大切

その気持ちに偽りはない

 

だから私は幻で影

現実でも

嘘の世界ですら私は影

ただただ見守る影

 

あなたとの一日のうちのほんの僅かな、本当に僅かな時間だけ日に当たる

 

 

 

あなたに頼ることができず

独りであることを

幻であることを

影であることを考えながら

悲観にくれる

 

今日はそんな夜

 

あなたは知らない…

だってそれは私の「影」

 

でもあなたを知らない

それよりは全てがマシ

 

あなたの存在を知っている

それ以上幸せなことはない

 

全ての「いたみ」はそれ以上の幸せのためにある